>> diary index / 07: 「天上楽土」編


    2011/05/01   2011/05/04
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>> 2011/05/01 (配信枠#122〜#129)



 まずは進展があるまでの時間を利用してコミュ活動。

【運命】直斗コミュ、ランク3に到達。
 渡された例のカードは特に事件とは関係ないとした直斗に、薬師寺なる白鐘家の秘書から連絡があった。どうやら、直斗の部屋に盗人が侵入したらしい。特に盗られるものに心当たりはないようだが、主人公には遠慮して心配無用…もとい、「あなたに心配されるとどうすればいいのか分からなくなる」とのお言葉が。ういやつめ…


【直斗コミュ3/下駄箱の封筒】

僕のことをよく知りもしないのに…
好きとか…おかしいですよ。


お節介を焼いて直斗を家まで送る事にしたところ、
直斗の下駄箱に、女子生徒からの封筒が入っていた。
読む必要はないとあっさり断じた彼女は、結構複雑な心境のようだ。
まあ、この直斗の意見には全力で同意するのだが。
いわゆるアイドルに対する“好き”と、告白的な“好き”は意味合いが違う。
…まあ、女子校的環境が舞台のスポ根モノなら割と見る光景なのかもしれないけども…

ああ、どこぞの軍曹みたく問答無用で下駄箱ごと破壊する奴は規格外なんで論外ですが。


【塔】秀コミュ、ランク3に到達。
 秀も少しずつ主人公に心を開いているようだ。少なくとも、“先生のほうがわかりやすい”と言われる程度には、信用されているみたい。
 しかし毎日1万円という給与はかなりボロいのぅ…。


 雨の降る11月5日、菜々子とこたつを買いに行こうとした主人公に、堂島が声を掛けた。差出人の名前が書かれていない手紙が届いたようだ。

“コンドコソ ヤメナイト ダイジナヒトガ イレラレテ コロサレルヨ”

 ――例の警告文!
 前回と違うのは……無機質に印刷された手紙を、堂島はしっかりと見ていたことだ。
 前々から事件への関与を疑われていた主人公は“家族だから”という理由で見逃されていたが、この手紙を見られてしまってはもう言い逃れは出来ない。実際には正直に話したところ、真面目に話す気はないとみなされ、署にご同行願われて……否、連行されてしまった。

 ペルソナとテレビの中にある異世界。今まで起きてきた連続誘拐殺人は、確かにそのふたつに関わりがある。しかし、こんなオカルトを正直に話したところで、普通の人は十中十が「何を言ってるんだ、こいつ…」という目で彼を見るだろう。俺だってそうする。
 だから、署で事実上の取り調べを受けた主人公が、まともに取り合っていないと堂島から思われるのは仕方のない事だろう。家族だから正直に話してるんだけどなあ…というのは、さすがに異常者の言動だろうか。  一晩ここにいろ、と言われた主人公は、携帯電話も没収されてしまった。
 ペルソナ、テレビの中の世界。そりゃ誰だって信用しない。堂島にとっての重要参考人の一人が他の仲間――堂島は陽介を想定していると思う――と連絡を取られるとそりゃ面倒だ。


【信じたいと言う男】

テレビの中に…ペルソナ、か…
まあ、そうだよなぁ…


一晩ここにいろと言いつけられた主人公に、立ち会っていた足立はそう声を掛けた。
……その言い草、言い方、まさか足立は“ペルソナ”について知っている…?
あるいは、“テレビの中の世界”を知っているのだろうか…?


 今日は雨の夜。
 マヨナカテレビに映ったのは、見間違えようもなく――菜々子だった。

 直前のテレビ番組では、香西なる政治家が八十稲羽の小学校を訪れ、小学生と話をしたという事が語られていた。自分の言葉でしっかりと話す小学生を、香西某は高く評価した、という話は毎度毎度ニュースなどで触れ回られていたらしい。確かに、10月半ばだっただろうか、商店街に“政治家に褒められた小学生がいる”という話を聞いたことがある。
 その小学生こそが菜々子だった。
 テレビに直接顔が出ていなかったから気付かなかった――直斗はそう語る。興味を持った新聞が記事を書き、さらに爆発的に広まった、と言う事なのだろう。

 そして菜々子は、姿を消した。


【事実、夜闇を割く】

誘拐事件だ、至急手配たのむ! 国道沿いに検問張れ!
被害者は7歳、女の子。
…俺の娘だ!


取調室に乱入した陽介とクマから、直斗と通話中の電話を渡された堂島。
菜々子が誘拐された――おそらく堂島も信用していただろう直斗からそう聞かされた堂島は、
迷うことなく犯人を押さえるための手を打った。
理屈も理由も用意できずに、勢いに任せて打って出た堂島は、菜々子の事を愛している事を感じさせる。



 正面玄関から堂々と、被害者に鍵を開けさせ、回り込んで悠々と昏倒させテレビの中へ拉致する。しかし菜々子は留守番中は知らない人が来ても家の鍵を開けないと自分で言っていた。それなら、犯人は菜々子が知っている――少なくとも顔を知っていて、少しは信用のある相手だと知っている人物という事になる。そして拉致からわずかな時間でテレビの中に放り込まれている事から、犯人は大型のテレビを使用し、かつ拉致現場からすぐにテレビの中に入れられるように、そのテレビを持ち運んでいるはずで、そうなれば車はセダンではなく何らかの大型車だ――直斗はそう推理する。
 個人的メモ:セダン→要するに普通の乗用車

 父親である堂島の知り合いであるという線は、足立が否定した。どうやら堂島は署内でも孤立しているらしい。
 直斗は堂島を信頼に値する人物だと評したが、やはり執拗にこの誘拐殺人事件を追う堂島は、解決ムード漂う署内では浮いていたようだ。そうでなくとも、事件に対して非常に厳格なのだろう。もしかすると、あらゆる事件に対する堂島のスタンスが、鋭すぎたのかもしれない。

 では、逆に考えよう。
 菜々子が顔を知っていて、かつ家の前に留まっても怪しまれない車。――宅配便の配送車だ。パトカーやタクシーのような車では、おそらく大型のテレビを積み込む事が難しい。
 そして、完二が誘拐された時には、直前に配送車としてトラックがやってきている。
 更に、堂島がまとめていた資料には、重要参考人の一人として“配送業”の男がリストアップされていた。


【浮かび上がる犯人像】

前職解雇の後、家業を継ぎ“運送業”…
前職…“議員秘書”!


直斗の推理と、堂島の集めた資料が一致した。
職業が一致しただけで確実に犯人だとは言えないが、追う人間を絞るだけならそれで充分。
――生田目太郎。
一連の連続殺人において、最初に殺された山野アナウンサーと不倫関係にあった男。
運送業の仕事をしている時の作業着でいる姿を、確かに見た事がある。
彼が、事件に関わっているのか…!?


 足立の黙認を受け、自称特別捜査隊が生田目の家へ駆ける。
 一方で堂島は、独自にマークしていた生田目を追い自動車で疾駆する!
 追われた生田目は――サイドブレーキを引き――堂島の車と衝突した。

 辛うじてか車外に這い出した堂島は、それでも菜々子の身を案じていた…。


 

【生田目の手記】

僕は、新世界の存在を知った。
なら僕は、人を救わなければならない。


足立の立ち会いの下、直斗の手によって生田目のものと思しきトラックが調べられた。
荷台に載せられた大型テレビ以上に、運転席から見つかった生田目の手記は衝撃的だった。
山野真由美、小西早紀、天城雪子、巽完二、久慈川りせ、そしておそらく白鐘直斗。
諸岡を除く一連の被害者の住所が、そこにはまとめられていた。

こんな小さな子が映ってしまうなんて。
この子だけは、絶対に救ってあげなくては。


手記はそう結ばれている。
メディアでにわかに名の知れる存在となった人々を、彼は「“新世界”に招いていた」と、
そう主張するのだろうか?
あの世界は救いのある場所じゃない。少なくとも自称特別捜査隊が見てきた範囲に救いはない。
いや、きっとそうではないのだろう。
きっとテレビというメディアにより名誉を傷つけられた生田目は、
“テレビの中の世界”――言わば物理的にテレビの裏側に隠された世界ならば、
メディアという無差別な暴力装置に晒される事もなく安全だと、
新世界との邂逅でひずんでしまった精神の中そう思ったのだろう…。


 辛うじてか一命を取り留めた堂島は、菜々子の父として、主人公に、ひいては自称特別捜査隊に菜々子の救出を託した。菜々子が生き甲斐だと断じた堂島は、菜々子が戻ってこなければそのまま死んでしまいそうなほど菜々子に依存していた。亡き妻・千里の忘れ形見を守り育てる事に必死になってきた彼のためにも、菜々子は絶対に助け出す…!


【自称特別捜査隊】

ああ…いよいよシメだ…
やってやろーぜ、オレらの力でよッ!


今までは救出作戦のためにその人となりを聞き込む必要があったが、今回は別。
今までに絆を育んできた菜々子なら、りせもすぐにその居場所を割り出せる。
菜々子を助け出す――自分たちにしかできない、世界の表には決して出ない戦いを前に、
自称特別捜査隊は一致団結し気炎を上げる…!!
【愚者】自称特別捜査隊コミュがランク9に上昇)


 やってきたのは、まるで楽園のような、優しい場所――【天上楽土】
 母親の不在を寂しがる菜々子の純粋な心が生み出した場所なのだろう。今まで見てきたテレビの中のダンジョン…誰かに連れ出して欲しいと願った雪子の【雪子姫の城】、自分が本当は男が好きなのではないかと悩んでしまった完二の【熱気立つ大浴場】、本当の自分を見て欲しいと願ったりせの【特出し劇場丸久座】、自分を鎧う空想の世界に逃げ込んだ久保の【ボイドクエスト】、そして警察という男社会でハンデになる自らの性に悩む直斗の【秘密結社改造ラボ】――そのどれもが歪んでいたが、ここはそれらに比べればあまりに美しかった。
 そして…音楽がヤバイ! 音楽が最高すぎる。ペルソナはハウストラックというかそんな感じの曲が多いけども、作曲家の趣味なんだろうか。PERSONA4 THE ANIMATIONでも同じく目黒氏が音楽を担当するとのことで、今からwktkが止まらん。

 それはともかく、突入前にペルソナ合体。

【魔術師】ランダ+【太陽】ナラシンハ+【愚者】デカラビア → 【戦車】キンキ Lv59
【マッドアサルト】【ハイパーカウンタ】【五月雨斬り】【テトラカーン】【ギガンフィスト】【シールボムズ】【レボリューション】
NEXT: Lv60 【チャージ】

 ついに入手、物理無効ペルソナ! 更に耐56という脅威の数値を誇り、他の属性は全て標準相性。これを「紙粘土の腕輪」で補強すれば力50・耐61という病気じみた数値になるな…。一方で速23という絶望的な数字が見えるが、これは…そっとしておこう。

 そんな【天上楽土】編、攻略メンバーは【主人公・完二・直斗・クマ】の4人。主人公・雪子・クマ以外のメンバーは既に弱点がないので、主人公のペルソナに不足している攻撃属性を基準に完二クマを選定。あとは好みで直斗を投入。光闇は主人公に撃たせると死ぬほどSPを食うので、専門家の直斗に使わせておこう。ダイス系とか物理耐性系とか、割と効く敵も多いしね。

 さっくり第3天に到達したので、ここでもう一度ペルソナ合体。

【法王】ケルベロス+【死神】モト+【愚者】オセ → 【恋愛】ラファエル Lv57
【ディアラハン】【メギドラ】【テンタラフー】【デビルスマイル】【アギダイン】【気絶防御】【マハスクカジャ】【アムリタ】
NEXT: Lv59【メディアラハン】

 クイーンメイブを消去してしまったので、実戦投入できる【恋愛】属性ペルソナをついでに作成。氷結反射…超イケメンのパズス様を思い出させるな…。【メディアラハン】を覚えたら、合体素材にする事にしましょう。

 どうやら、今回は今までと違い、連れ込まれた菜々子の他にも誰かがいるようだ。状況から考えれば、生田目である可能性が高いが…。  戦闘は、思ったよりヌルい。物理攻撃の通る敵がかなり多く、通りづらい敵も【ハマオン】【ムドオン】のどちらかが有効な事が多いためか、直斗と主人公の物理攻撃&即死攻撃でかなりの敵が削れていく。その一方で敵側も即死魔法を使う敵がそれなりに出現するのだが、こちらにはある程度溜め込んだ「ホムンクルス」が続く限り即死魔法は無効にできる。…なるべく即死魔法は受けないように、先手での殲滅を心がけているのだけども。  しかし…キンキ、遅すぎる。腕輪での補正込みでも速28という数字はあまりに遅く、弱点無し&物理無効のメリット性能であってもこれは辛い。全体魔封の物理攻撃スキル【シールボムズ】は数を撃ち込みたい攻撃なのだが、その鈍足さがそれを許さない…。

 第5天。菜々子ではなく、男の声が聞こえ始めた。“ただ静かに暮らしたかった”――やはり生田目が一緒にいるのだろうか?
 帰還・セーブしてついでにペルソナ合体。

【女帝】スカディ+【月】ギリメカラ+【魔術師】ランダ → 【愚者】シキオウジ Lv60
【ナバスネビュラ】【マハタルンダ】【レボリューション】【テンタラフー】【マハラギオン】【アドバイス】【ミドルグロウ】
NEXT: Lv62【物理無効】

 やはり【愚者】のペルソナは耐性が強い。このシキオウジは火炎無効・氷結無効、さらにスキルで【物理無効】まで得る。ペルソナ合体の仕方が極めて最悪だったためにまともな攻撃手段が【アタック】しかないが、【ミドルグロウ】持ちで経験値もしっかり稼げる。これはLv62まで育ててからボス戦に行きたいところだ…
 やっぱりシキオウジ、式神なのかな? やけに紙っぺらいけど。しかし耐こそキンキに劣るが速44の行動力は素敵。肝腎の力54は物理スキルが【ナバスネビュラ】しかないせいで半ば死んでる

 道中、《緑のシジル》相手に【メギドラオン】を連発されパーティが半壊、やむを得ず「ドロン玉」で逃げる等という見苦しい真似までしながら進行する。\これで勝ったと思うなよーっ!/

 第7天。雰囲気がより荘厳なものに変わっていく。一旦戻りここでセーブ。やはりキツネコミュ10は完全な暴力だ、戦っても普通に黒字…
 「帰れ!」と言われてしまったが無視して扉を開け、そこに現れた巨大なバランサーと交戦開始。菜々子を救う? 殺すと書いて救うと読むような人間の言う事はとてもじゃないが聞いてやれないな。


【ENEMY】《全能のバランサー》
【コンセントレイト】→各種ダイン魔法で攻撃する、
毎ダンジョンおなじみ天秤ことバランサーシリーズの敵。


 中ボス戦、《全能のバランサー》!
 【コンセントレイト】→単体ダイン魔法で攻めてくるため、そのダメージ量は単発400弱にも及ぶ。
 スキル構成を見た瞬間、主人公は《ラファエル》にペルソナチェンジ。四属性弱点なし&氷結反射なら、ワンチャン反射で大損害あるゼッ!
 一発目は…【アギダイン】! 体力最大の直斗が一瞬でHP40まで減らされる。相変わらずコンセ魔法はクソ火力だなあ…
 そして二発目…【ブフダイン】! 来た、対象は…主人公ッ!
 ヒャーハハハハハハッ! 決まった! キレイに決まったッ!!
 400の反射ダメージを受けてもらうぞ!
 …どこの遊戯王だよ。
 これで体力の6割を一瞬で削った計算になるので、あとは地道に物理で殴って終了。中ボス戦がここまであっさり終わってもいいのか…?

 さすがにここまで来ると敵が強い。…というか、敵のスキルに【マハタルカオート】とか混ざってるんですけど…
 《天啓のペーシェ》に混乱させられたクマが4339円もばらまくなど乱痴気騒ぎしやがったものの、全滅寸前になったのは2回ほどで済んだあたり、やっぱり戦闘的には安定してきていると思います。
 まあ、《ラケシス》装備で突入した《混沌のキュクロプス》×2【ジオダイン】【マハジオダイン】でクマと弱点が被る\(^o^)/)戦ばかりは全滅を覚悟しましたというかしかけましたが、辛うじて主人公が死ぬ前に唯一持っていた電撃無効《サマエル》にペルソナチェンジが間に合い、巻き返す事に成功。危なかった…(;^o^)
 しかし直斗くん、クリティカル取るのはいいんだけど…銃を撃ちながら近づいて蹴り上げるって、結構武闘派なのね…。「僕を侮った報いです」とは戦闘勝利時の台詞だけど、冷静な時は結構怖い子。


【追撃】
敵をダウンさせ1MOREを取ると、仲間から追撃が提案される事がある。
【○○の追撃】と言う形でスキルとして扱われているらしく、キャラ毎に性能も違う。
陽介・クマは敵単体にダメージを与え、ダウンさせる。
雪子は敵単体にダメージ&[気絶]。気絶させるので結構強烈。
完二・直斗は必中でこそないが、敵全体にダメージ&ダウンと範囲が広い。
その一方で、千枝はなんと敵1体を華麗な後ろ回し蹴りで吹き飛ばし、即死させる。

その直斗くんの追撃なのだが、銃を乱射してダウンを取る。
…妙にへっぴり腰な気がするんだけど、ね。


 特に何もなく第9天に到達、本枠最後のペルソナ合体。

【星】ガルーダ+【月】スイキ+【正義】ソロネ → 【悪魔】ベルフェゴール Lv66
【マハジオダイン】【デビルスマイル】【ブフダイン】【アギダイン】【ハマオン】【マハラクンダ】【恐怖成功率UP】【オールド・ワン】
NEXT: 【電撃ハイブースタ】

 トwwwwwwイwwwwwwレwwwwww
 怠惰や好色を司る悪魔だとされるが、何故トイレというか便器に腰掛けてるんだコイツwww
 …と思って調べてみた。コラン・ド・プランシーの著書『地獄の事典』に描かれた絵が、どうもコレらしい。
 まあ「幸福な結婚などない(キリッ」という結論を出したベルフェゴールさん、あなたを召喚したこの倉坂悠なるオレの分身は既に二股かけてるリア充なわけですが、そんなヤツに従っていいんですか?


 次回、天上楽土攻略編Part2。今度はボス戦だ。
 菜々子は絶対に助け出す…



>> 2011/05/04 (配信枠#130〜#136)



 今日は【天上楽土】第9天から。と言っても敵がさほど強くなく、気楽に戦っていけるのでサクサク進めます。

 そういや「直斗を使ってる配信者は珍しい」らしい。直斗が弱いわけないだろ…ということで、直斗を使う事に関する戦闘的な利点とか自分なりにまとめてみよう。

 逆に、優れてない点も挙げてみる。
 ほら、欠点より利点のほうが多いじゃないか。直斗が弱いから使えないなんてありえん。
 確かに火力だけ追求するなら千枝使った方が早いし、速の高いキャラは万能選手の陽介もいるけど、雑魚戦を素早く終わらせられる即死魔法を使える利点はやはり大きいはず。他のキャラよりボス戦に向いてないのは確かだけどね。

 天上楽土第10天に辿り着き、菜々子を拘束する生田目と対峙。完全に救済キチと成り果てた生田目は、少なくとも正気とは思えない。町中で見かける彼はもっと紳士的だったような気がしたんだけどなァ…。やはり新世界との邂逅、そして追い詰められる事は人を変えるに十分か。
 生田目の言い分によれば、現実世界は悪意に満ちているが、このテレビの中の世界はそんなモノから遮断されている楽園だ、ということのようだ。マヨナカテレビに映る人影は救いを求める誰かの合図と解釈した生田目は、その人影を拉致しテレビの中に放り込んでいたようだ。
 ……疑問が残る。まず一つ、何故マヨナカテレビに人影が映るのかという事だ。生田目の言い分では、まだ理論的な回答を用意するには足りない。もう一つは、生田目がどうやってあの不鮮明な人影から“救いを求めている人”を特定したか、だが……これはまあ、広く出先の顔を知っている運送業務の蓄積であたりを付けて見抜いたのだろうか、それとも直近に報道された人物をピンポイントに狙っていったのか…。


【マヨナカテレビ】

僕が、テレビに入れなかったら、
君たち、どうしてた…?


新世界の存在を知った生田目は、そこに人々を送り込み救おうとした。
しかしその実、完全に“救われた”人間は現実世界で変死体となって発見されている。
あるいは、自称特別捜査隊に“救出”された人々も、
自分の抑圧された人格――シャドウと対立し、殺される寸前まで行っている。
全体的に生田目との対話応答は対話になっていない感があり、
真相を知るにはまだ遠い…。
もっとも、真相まで辿り着く事はゲームの必須条件か、と言われるとそれもまた違う気がする。
フロムソフトウェアのゲームとかそんな感じですよね。


 一瞬の隙を突いて菜々子を奪還した主人公達に、周囲のシャドウを取り込み、暴走し……悪趣味な天使像へとその姿を変化させた生田目が襲いかかる!


【BOSS】クニノサギリ

おれ…おれが、すくうんだ…!
ジャマすんなぁぁぁ!


ぶいっ
歯車を象った天使の輪を浮かべ、浮遊する肌の黒い天使のようなもの。
シャドウと同化した生田目の姿ではあるが、巨大化し肉体も変化したということは
これ、クニノサギリ倒したあと生田目を五体満足で回収できるのか?


 音楽も今までの「I'll Face Myself」から一新、不安感を煽る曲「A New World Fool」に。今まで触れてこなかったけど、P4の音楽で一番驚いたのは“中ボス戦と通常戦闘の曲が同じなのに、全然印象が違う”ことだったかな。実際にはギターがフィーチャーされている等の部分が違うから厳密には同じではないんだけども、演奏開始の小節が違うだけでこんなに印象が変わるとは思ってもいなかった。

 戦闘前に、アクセサリを調整。
 主人公には「方士バッジ」を装備。長期戦なら塵も積もれば山となる。役に立つはずだ。
 完二には「風切り羽のストラップ」。速+3は気休めながら、他に付けるものもないので。
 直斗には「コウモリチャーム」。コンセメギドラのコンボ狙いです。
 クマには「我慢の首輪」。まだコミュ8のクマには回復役として食いしばってもらいます。

 さて、今回のボス、《クニノサギリ》戦!
 こいつは単体・全体を織り交ぜたダイン系魔法で攻めてくる上、その威力も高いという難敵だ。その理由が“弱点無しのペルソナが手元に少ない”という理由なあたり、あまり考えてペルソナ合体してない事がバレるんですけどね。単全織り交ぜての攻撃で、使うダイン系魔法の属性もランダムなので、弱点のあるペルソナは出しづらいというか出せない。ワンモア食らったら即死だぞこれ…。
 序盤は《ラファエル》《ベルフェゴール》の弱点無しペルソナで乗り切り、HPを減らしていく…。【マハスクカジャ】で命中回避を増強してやらねばなかなか攻撃が当たらない事にいらつきつつも、高火力攻撃に怯えながら戦っていく…。

 HPを削り、《クニノサギリ》【クアドコンバージ】! 場の雰囲気が変わる事で、属性魔法の威力が変化する。どれか一つの属性が極端に強化されるのだが…
 【マハジオダイン】で電撃弱点とは言え、防御中のクマが160近くのダメージを受けるあたり、このパンプアップは洒落になっていない。一応主人公は各属性に対応できるペルソナを個別に持ってはいるのだが、回復魔法が使えるのは《ラファエル》《パールヴァティ》程度。しかもその《パールヴァティ》を出した上で強化属性のダイン魔法を受ければ残りHPが50を切る恐ろしい状態になる…。
 しかし、【クアドコンバージ】→魔法3回→場の雰囲気が元に戻る→【クアドコンバージ】…というローテーションで動いてくるので、クアドコンバージをかけ直すタイミングを見計らって主人公の【メディラマ】(【神々の祝福】込みで250回復)で戦線を立て直して地味に削る削る…
 常時【コンセントレイト】状態に等しく、防御しなければ本当に400弱のダメージが飛んでくるので、こりゃ耐性属性も持ってる陽介連れてくるべきだったかな…。

 半分まで減らしたところで、《クニノサギリ》は…【あやつる】! クマが操られ敵サイドに。お前は何を言っているんだ…! よりによってヒーラーピンポイントに抜いてくのか。厄介すぎる…!
 しかもクマは平気で【マハブフーラ】【ブフダイン】をぶっ放す有様。SP返せええええ!
 更に【クアドコンバージ】氷結属性を強化、直斗がノックダウン。クマが戻っては来たものの、氷結反射《ラファエル》に替えた途端【氷結ガードキル】まで使われ大ピンチに。耐久力のある《ベルフェゴール》ですら【ブフダイン】の400弱のダメージは変えようが無く、一気に体力を削られる。単体攻撃なら【ディアラハン】で対応もできるからまだ気楽なのだが…。
 サイクルが終わった時点で再度【あやつる】。口を寄せて顔を下げてくるこのモーションがたまらん。しかもまたクマか。
 反射ダメージが通れば一発で300ほどのHPを持って行けるので、【マカラカーン】持ちのペルソナを揃えておけばよかったかな…? でもあれはSP消費激しすぎるしなあ。同じ効果の「魔反鏡」は数を揃えてる訳じゃないし。

 更にHPを減らし…再び《クニノサギリ》【あやつる】。対象は…主人公以外の味方全員!?
 待て。待て待て待てれれれ冷静になれ。
 完二は物理・電撃、クマは物理・氷結。直斗のハマムドメギドラは受けたら諦めて…最適解はレベル62に上げておいてよかった《シキオウジ》! 物炎氷無効ならこの難局でもダメージを受ける回数は減らせる!
 保険のために【マハタルンダ】をかけてみたところ、《クニノサギリ》以外に効果はない。どうやら敵パーティとして扱うわけではないようだ。
 ならば攻撃…足を滑らせて転んだ! 続けざまに完二の【ジオダイン】が命中するが、50%を引き気絶せずに済む。ここで気絶してたらヤバかっただろ…
 この状態の《クニノサギリ》はさすがに自重しているのか【アタック】しかしてこなかった。直斗も【アタック】だけだったし、何とか切り抜けられたか。
 次ターンでみんな正気に戻る。よかった…。千枝加入させてたら【チャージ】状態で操られた挙げ句に【暴れまくり】とかで大惨事が見えたなこれ…

 バトルも大詰め、《クニノサギリ》【揺ぎ無き正義】を連打するモードに突入。見る限り万能属性で180程度のダメージを全員に与える攻撃のようだが…強化ダイン魔法に比べればあまりに弱いダメージなので、毎ターン【メディラマ】で回復していれば間に合うなこれ。  一応ダイン魔法も使うようだが、使われた【アギダイン】はきっちり《シキオウジ》で無効にしてやったので問題なく処理。  【クアドコンバージ】に大いに苦しめられたものの、なんとか撃破成功!


 生田目に何とか競り勝ったものの、菜々子は目を覚まさない。テレビの中の世界に立ちこめる霧の影響、シャドウを引き出すに至らない未熟な人格、体力の消耗、生田目の暴走に巻き込まれた事による被害…。テレビの中から救い出す事は出来たが、ここから先はもう祈るしかない。
 自責の念に延々駆られる自称特別捜査隊――特に直斗を、完二が一喝。やれるだけの事はやったのだから、胸は張っていいのだ。
 暗い雰囲気を払拭して、ひとまずこの場は解散となった。

【星】クマコミュ、ランク9に到達


 11/21から菜々子の面会謝絶も解かれたのだが、まだ菜々子は辛そうだ。しかしそれ以上に気になるのは、一度出た霧が今回は晴れなかったという事。普段ならすぐに消えるはずの霧が、そのまま残っている…。ゲーム的には常時“曇り”の扱いになり、町中のBGMも不安感を煽るじっとりとした音楽に変わった。
 テレビの中の世界は、確かに危険なものだ。少なからず、中に閉じ込められた人々はその消耗が激しかった。だけど、現実世界にその霧があふれた場合、人体への影響は医学的には未知数…。毒ガス説が流れるのも仕方ない。実際に霧を毒ガスだとして、ガスマスク被って「これはウイルス性の毒だー! 吸うと死ぬぞー!」と叫び回ってる方もいるようですし。
 このガスマスクを被った男が出てくる下りは主婦にも声が当てられている。どう聞いても町を去ったはずの小夜子ナースとひさ乃お婆ちゃんなのだが、そっとしておこう…。まあ、他の担当がいる人がモブキャラに声を当てるというのはよくある話だと思うし。

 どうでもいいことですが、声優と言えば、未だに印象に残っているのが「風のクロノア door to phantomile(PS版)」のガディウス役を担当された由水圭氏。社員声優だったと言うのですが、本職の声優である渡辺久美子氏(クロノア役)や瀧本富士子氏(ヒューポー役)が氏の演技に刺激を受けてリテイクの申し出をしたというエピソードがあるのだとか。そんな事が攻略本に書いてあったなあ。


【11月末の時価ネットたなか】

さ〜あ、本日紹介する商品はこちら!
これがあれば、どんな空気を吸っても大丈夫!
“ガスマスク”をご家族分の4個セット!
さらにさらに!
“防災用の避難リュック”を4つ、お付けします!


即座に売り切れてしまうため実際に買う事は出来ないのだが、
八十稲羽の霧騒ぎを聞きつけたのか、たなか社長はガスマスクを売りに走った。
実際に「霧のせいで体調を崩した」と言い病院に駆け込む人が増えているらしく、
医者ですらテレビの中から沸き出す霧が有害でないとは言い切れないのだ。
主人公達は慣れているだろうから問題ないとしても、
やはり一般市民は影響を濃く受けてしまうのだろう…。


【マヨナカテレビ】

て言うかさ…気付いた?
霧が晴れなくなってからさ…
マヨナカテレビ…人によっては
雨じゃなくても見えるみたい…


試験期間中、登校中にこんな話を聞けた。
どうやら、八十稲羽市が“廃墟になる”だの、
“霧に閉ざされ陸の孤島と化し、霧の中から怪物が湧く”
だのと言ったものが見られるらしい。
一連の誘拐殺人は解決したが、マヨナカテレビの問題は解決していないようだ。
近いうちに、その“廃墟になった八十稲羽市”とやらに行く事もありそうだ…。


 残りは、一気にコミュ活。

【根気】ランク5「タフガイ」に到達。人間性コンプリート!
 封筒貼りを頑張り、ついに【根気】も鍛え上げたユーくん。
 愛屋が提供する雨の日限定大盛りメニュー「スペシャル肉丼」をも完食できる人間になった!


【雨の日スペシャル肉丼】
>…だが、今の自分なら余裕だ!

ついにあの肉と油で構成されたスペシャル肉丼を完食した主人公。
勇気・知識・寛容さ・根気Maxが完食の条件なようで、上がるステータスも同じなので、
正直根気に関しては病院バイトの条件以上に上げるメリットを感じないと言わざるを得ない。
釣りでもしない限りはね。大食いメニューだけに、完食できれば無料なんだけどね。


●釣りバカ日誌
 【根気】を上げ終わったので、少しでも「宝箱の鍵」を稼ぐために月水金日の夜を釣りに回す事に。途中で「源氏鮎」狙いにも切り替え、無事今月のレアアイテム「紅葉の具足」を入手。攻撃力が極大だが命中率が悪いのは難点かなあ…。
 ……途中、なぜかヌシ様を2回も釣ってしまったのだが、どういう事なの…
 (霧が立ちこめる11月下旬からは、釣り的にはどうも雨扱いらしい…?)

【恋愛】りせコミュ、ランク8に到達。
 新興アイドル、真下かなみが伸びるに伴い、りせを取り巻く環境は変化してきた。
 りせのマネージャーだった井上氏は、りせにかなり期待を寄せていたようだ。りせ自身が芸能界へ復帰する意欲を持たない現状、氏は真下かなみの担当マネージャーに専念する事を、りせ自身が芸能界への復帰予定を未定だとする言葉を受けて表明した。
 アイドルだった頃の居場所すら失い、泣き崩れるりせを抱き留めた主人公は、ここでもジゴロの能力を発揮してりせをオトすことに成功。彼女と特別な関係になりました。面の皮何枚あるんだろ、この主人公…


【りせコミュ8/自分の立つ場所】

私には、先輩がいる… みんながいる…
何も失くしてなんかない…
私を必要としてくれる人が、ちゃんといるよね…


井上から見放され(少なくともりせはそう感じたのだろう)、
アイドルとしての立ち位置を失ったと感じたりせは泣き出した。
彼女の才能に期待していた井上は、おそらくりせを見捨てたわけではないと思うのだが、
それでも信頼していた人から別れを告げられるというのは、辛い事だろう…。


【塔】秀コミュ、ランク6に到達。
 早すぎた高二病をこじらせた大人びすぎてむしろひねた性格のせいでクラスに馴染めない秀くんも、主人公には心を徐々に開いている様子。
 同級生、後輩、年上、老婆、義妹、義父とオトせそうな主人公だが、これは…ショタでもイケるk(ZAPZAPZAP

【運命】直斗コミュ、ランク8に到達。
 怪盗Xなるこんな時代に恥ずかしすぎる名を名乗る白鐘本邸に侵入した賊が盗んでいたものは、直斗が幼い頃に作ったいわば探偵グッズだった。特に機能のない探偵バッヂ、万年筆型のペンライト兼望遠鏡…
 子供じみた場所に、子供じみた手法の謎かけを用いた挑戦状を送りつけ、彼女が作った思い出の品を隠しておく…。そして名乗り文句は子供じみた“怪盗X”。隠されてきたものから、直斗は残りの挑戦状の数を推測しているようだが、素直にそれで終わるだろうか…?
 そんな中、ものを隠す場所に心当たりがあるとして先回りしようとした直斗と主人公が駆けつけた辰姫神社に、不審な黒スーツが一人。
 …あれ、これコミュ開始時に色々聞いてきたあの人じゃね?
 直斗が相対するそいつが持っているのは…ナイフ…!?
 反射的に前に出た主人公に、却って慌てる直斗。黒スーツはナイフを落として逃げ去ったが、…ナイフの正体は、単純にナイフの形をした発電機で、刃の部分はオモチャだったという話。そりゃ直斗は正体を知ってるから慌てなかったというわけだ。
 何故前に出たのか、という問いに対しては、当然のように切り返しが用意されている。後戻りできない選択を選びます。――直斗が好きだから、と。
 この場で答えを貰う事は出来ませんでしたが、彼女自身がゆっくりと答えを出す事でしょう。何というジゴロ。


【直斗コミュ6/思い出】

…子どもの頃から、こういう物が好きでした。
ぬいぐるみや人形より、ロボットや車が好きで…
高いところが好きだったので、木の上に秘密基地を作ったり…
楽しかったな…
僕は…
僕は…どうして、男に生まれてこなかったんでしょうね…


完二とは対になる、“女の子なのに男の子じみた趣味を持った”直斗。
彼女が閉じ込められた【秘密結社改造ラボ】も、秘密基地などのイメージから作られたのか。
自分の性別にコンプレックスを抱える彼女もまた、
完二のように趣味や好み、憧れと現実とのギャップに苦しんでいるようだ…。


【直斗コミュ8/激白】

でも…だからって、あんなこと…
もしあれが本物だったらどうするんですか!
あなたはっ…あなたは、いつもそうだ!
僕は、男の人に守ってもらうだけの女になるなんて…考えられないんです!
なのに…どうしてあなたはいつも…


直斗を“女性”だと見て、とっさにかばおうとした主人公を、
直斗は自分の心情、信条から非難する。
性別というハンデを乗り越えるために男装してまで周囲の目を欺き、
男性とともに第一線で働く事を望む彼女にとって、何から何まで心配されるという事は
自身のプライドを傷つけられるに等しい。
普段クールな彼女が帽子を振り回し声を荒げる姿は、
主人公に対する心配と、自身を女性扱いすることに対する怒りがない交ぜになった、
感謝していないわけではないが複雑な心境を伝えさせる。


 2学期の期末試験が終わったところで、今回はセーブ。
 次回から、物語の核心に迫る…!?